政治

グレタとマララ!ノーベル平和賞とアスペルガー!2人のスピーチ&評価?

~グレタ側の戦略!~

グレタ・トゥーンベリ(17歳)は中国の操り人形と揶揄されています。学校をさぼって巨額の資金を背景に環境問題の専門家の様に振る舞い、今や”環境過激派”とまで呼ばれるアスペルガーのグレタさん。このグレタがあのノーベル平和賞を受賞し、国連平和大使として活動しながら現在イギリスのオックスフォード大学に通っているマララ・ユスフザイさん(22歳)を訪ねたというニュースが2月26日にありました。

温暖化対策を求める若者の運動を世界的に広げたグレタ・トゥーンベリさんが、子どもや女性の教育の権利を訴えて史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんと一緒に撮った写真を投稿し、ツイッター上では「2人とも私たちみんなのすばらしいお手本だ」などと、2人の活動をたたえる声が広がっています。

温暖化対策を求める若者の運動を世界的に広げたグレタさんは25日、史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララさんが通うイギリスの大学を訪れました。

そしてベンチに並んで座る2人の写真と「私のお手本に会えた」とのコメントをツイッターに投稿しました。

この記事を読んんで腹立たしく思ったのは私だけではないでしょう。この記事の中で間違っているのは

温暖化対策を求める若者の運動を世界的に広めたグレタ

と言っている点です。グレタは広告塔として使われているだけで、グレタの活動を政治的プロパガンダとして広めたのはグレタの裏にいる”環境活動家の大人たち”です。しかも中国と密接に関わりを持っているといわれる組織です。この点は謝った報道ですから訂正して欲しいと思います。

グレタがマララさんを訪ね2人がベンチに寄り添って座る画像を撮影しています。この写真だけを見ていると2人は中が良さそうで同等の立場という誤解を与えかねません。グレタ側はこの画像を投稿するためにわざわざ大金を使ってイギリスに渡ったのでしょう。この記事に使われている画像はグレタがTwitterに投稿したものです。グレタが”純粋で清潔かつ勤勉なマララさんを手本として活動しているかのような印象”を植え付けるための戦略でしょう。

~2人を同列に並べるな!~

この記事に対して「2人とも私たちみんなのすばらしいお手本だ」などとたたえたバカたちは何にも分かっていないのでしょう。そもそもこの2人を同列に並べること自体が大きな間違いだからです。

ご存知の通り、マララさんは2012年に中学校から帰宅中のスクールバスの中で女性教育に反対するイスラム過激派から頭部に銃弾を受け、生死をさまよう中、奇跡的に生還し「銃弾では私の行動は止められない」と訴え自身の身の危険をかえりみずに教育の重要性を訴えたすばらしい女性なのです。

みなさんが、私にどんなことを言って欲しいのかはわかりません。しかしまずはじめに、我々すべてを平等に扱ってくれる神に感謝します。そして、私の早い回復と新たな人生を祈ってくれたすべての人たちに感謝します。私は、みなさんが私に示してくれた愛の大きさに驚くばかりです。世界中から、温かい言葉に満ちた手紙と贈り物をもらいました。それらすべてに感謝します。

何千もの人々がテロリストに命を奪われ、何百万ものひとたちが傷つけられています。私もその1人です。そして、私はここに立っています。傷ついた数多くの人たちのなかの、一人の少女です。私は訴えます。自分自身のためではありません。すべての少年少女のにです。

私は声を上げます。と言っても、声高に叫ぶ私の声を届けるためではありません。声が聞こえていない「声なき人々」のためにです。それは、自分たちの権利のために闘っている人たちのことです。平和に生活する権利、尊厳を持って扱われる権利、均等な機会の権利、そして教育を受ける権利です。(中略)

テロリストたちは私たちの目的を変更させ、志を阻止しようと考えたのでしょう。しかし、私の人生で変わったものは何一つありません。次ぎのものを除いて、です。私の中で弱さ、恐怖、絶望が死にました。強さ、力、そして勇気が生まれたのです。

私はこれまでと変わらず「マララ」のままです。そして、私の志もまったく変わりません。私の希望も、夢もまったく変わってないのです。(中略)

親愛なる少年少女のみなさん、私たちは今もなお何百人もの人たちが貧困、不当な扱い、そして無学に苦しめられていることを忘れてはいけません。何百万人もの子どもたちが学校に行っていないことを忘れてはいけません。少女たち、少年たちが明るい、平和な未来を待ち望んでいることを忘れてはいけません。無学、貧困、そしてテロリズムと闘いましょう。本を手に取り、ペンを握りましょう。それが私たちにとっても強力な武器なのです。

1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーション・ファースト(教育を第一に)。ありがとうございました。

全文は長すぎますので一部割愛させていただきましたが、何度読んでも感動的な言葉たちです。ノーベル平和賞もこれまで何のための賞なのかと批判の的になっていましたが、マララさんが授賞したことで威厳を保ったと言っても過言ではありません。この時マララさんは16歳でした。

そしてスピーチの通り、マララさんは勉学にいそしみ、007ことジェームスボンドと同じあの世界的に有名なオックスフォード大学に見事合格を果たしたのです。すばらしい女性です。この女性が世界を一つの国と捉えた”世界の指導者”となれば”世界平和も夢ではない”ということさえ考えてしまいます。

~グレタの活動資金をマララさんに回すべき!~

私は今、この壇上にいるべきではありません。私は海の向こうで学校に通っているべきです。それなのに、あなたたちは私に希望を求めてここに来たのですか?よくそんなことができますね!

あなたたちは空っぽの言葉で、私の夢そして子供時代を奪いました。それでも私はまだ恵まれている方です。多くの人たちは苦しんでいます。多くの人たちが死んでいます。全ての生態系が破壊されています。私たちは大量絶滅の始まりにいます。

それなのにあなたたちが話しているのは、お金のこと、経済発展がいつまで続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!

30年以上にわたって、科学ははっきりと示してきました。それに目をそむけて、ここにやって来て、自分たちはやるべきことをやっていると、どうしていえるのでしょうか。必要とされている政治や解決策はどこにも見当たりません。

あなたたちは私たちに”耳を傾けている”、そして緊急性を理解していると言います。しかしどれだけ私が怒り悲しんでいようとも、私はそれを信じたくありません。

あなたたちは、私たちを失望させている。しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。私たちはこのまま、あなたたちを見逃すわけにはいかない。今この場所、この時点で線を引きます。世界は目覚め始めています。変化が訪れようとしています。あなたたちが望もうが望むまいが。

これがグレタの演説の一部です。マララさんと比べて内容が抽象的すぎて具体的に何を訴えたいのかが分からず、ただ大人に対する批判ばかりを並べている印象です。”お金のこと”つまり経済のことも大事です。マララさんが言うように貧困とも戦わなければならないのです。貧困も学問から見れば敵なのです。

グレタさんがこの演説を行うためにCO2を排出する航空機に乗らず、ヨットでニューヨークへ渡ったのは有名でどれだけの資金が使われたのかという批判は避けられません。その資金をマララさんの活動に回してあげるべきでしょう。

~マララさんの優しさ!~

マララさんもツイッターに投稿し、グレタさんが学校を休んで活動を続けてきたことから「彼女は学校をさぼってでも会いたい唯一の友達だ」とユーモアを交えてコメントしました。

マララさんはイスラム過激派から銃撃を受けながらも、女性や子どもが教育を受ける権利を訴える活動を続けていて、イギリスのメディアによりますと、2人はお互いの活動について話し合ったということです。

ツイッター上では「2人とも私たちみんなのすばらしいお手本だ」などと2人の活動をたたえる声が広がっています。

心優しいマララさんもやはりグレタさんが”ペンを取らないこと”を批判しているのでしょう。マララさんのコメントは「学校をさぼることはよくないよ」と優しく伝えているように聞こえます。

マララさんはお手本にしてもグレタさんはお手本にして欲しくありませんね。グレタさんには学校に行ってしっかり勉強して、気球温暖化は本当なのか?だとしたら何が原因なのか?をしっかり学んでほしいと思います。

裕福な家庭で育ったグレタと貧困家庭で育ったマララさんのスピーチでは全く説得力が違いますし、人間としても全く異質な感じがします。この2人を同等に語るのは止めて欲しいものです。

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