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麻生太郎の10万円発言!庶民感覚ない&嫌い!上から目線でなぜ辞めない?

★ 新型コロナウィルスの感染拡大を受けた経済対策として、安倍晋三首相が所得制限を設けず国民に一律10万円を給付する考えを示したことについて、麻生太郎財務相は17日の記者会見で「手を上げた方に1人10万円ということになる」と述べた、申請に基づいて給付する自己申告制になるとの見方を示したものだ。

☆「今回は手を上げる方、手を上げていただける方」と麻生氏が発言したことがニュースで報じられました。

 安倍総理が、「全国民に一律10万円」と発表して国民を喜ばせた思ったら、翌日には麻生大臣が突然こんなことを言い出した。安倍首相の了解も取らずに財務省として発表したようです。財務大臣でもあるが副総理でもあるのだから、きちんと安倍首相に了解を取ってから発言すべきではという疑問をみんなが持ったはず。

この発言であちこちから批判の的となった麻生大臣は、その後何の反論もしていない。麻生大臣は以前から、2009年のリーマンショック後に実施した「定額給付金」で国民1人に1万2千円を給付したことが失敗だったと発言しています。

「何に使ったか誰も覚えてない」と。1万2千円くらいくれても生活費に入るだけ。1万2千円と10万円の差は大きい。1万2千円では旅行にも行けないし記憶に残るような買い物などできるはずがない。しかし10万円だと家族では数十万円になる世帯もある。少なくとも子だくさんの家庭にとっては有難い話。

旅行にも行けるし大きな買い物もできる。それを麻生元総理大臣は「1万2千円もくれてやったんだぞ、しかしほとんどの人は貯金して、使った人も何に使ったか覚えてないだろう。アレは大失敗だった」と言っている。あの時、もし10万円だったらみんな覚えていますし、失敗にはなっていなかったのでは?セコさで失敗したのでは?

★ 2019年6月4日 麻生大臣発言

「100まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか?普通の人はないよ。そういったことを考えて、きちんとしたものを今の内から考えておかないかんのですよ」

「(老後の資産形成をめぐり「およそ2000万円必要になる」などとした金融庁の審議会の指針について)公的年金の問題を指摘したわけではなく、赤字という表現を使ったのは極めて不適切だ」

「世間に対して不安や誤解を与えており、政府のスタンスとも違う。担当大臣としては正式な報告書として受け取らない」

☆ 昨年の夏、麻生大臣が発した”2000万円発言”でマスコミから叩かれたのを覚えてますか?安倍総理が「誤解を与えた」と国民に謝罪した後、麻生大臣も「報告書として受け取らない」と格好をつけた形になりましたね。

今回の”手を上げた方発言”と同じ構図なのです。総理を補佐するはずの副総理が安倍総理をはじめ閣僚らと相談もせずに独断で発言してしまった?元総理という意識、「お前よりも先に総理になってるんだぞ、安倍くん」といったおごりがあるのかな?

★ しかし、支える側の私が79歳で総理は65歳。当選回数も私が13回で総理は9回。どうしても私の方が態度も大きくなってしまう。だから、総理が立っておられる間は先に座ることはしない。総理の前を決して歩かない。第三者がいる場合は必ず総理に敬語を使う。それを心掛けてきました。組織であるからには当たり前のことですが。

☆ 「どうしても態度が大きくなってしまう」これが麻生氏の本心だろう。いくら気を使ったとしても「俺の方が上だ」という思いが潜在的な意識として常にあるのでしょう。気がついたことは首相に敬意を払う、一方で気がつかずにやってしまうこともあるということ。

そもそも何で安倍首相は麻生氏を副大臣や財務大臣という重要ポストに就けているのだろうか?そこが一番不思議なところ。自民党が下野して民主党に政権を握られたのも、麻生総理の数々の失敗だったはず。麻生政権に辟易していた国民が、国民を喜ばせる民主党の”虚偽公約”を信じてだまされた挙げ句の民主党政権でした。民主党は何一つ公約も守れず国民を裏切った。

この責任を麻生氏がとって、政権中枢には入らないようにすべきだったのです。

麻生氏と言えば大金持ちのボンボンです。カップラーメンの値段も分らず、酒飲みはホテルのバーなどとマスコミから叩かれました。

★ 安倍政権で副総理兼財務・金融相に就任した麻生太郎元首相の資金管理団体「素淮(そわい)会」が、政治資金を使って2009年~11年の3年間で約6000万円もの飲み食いをしていたことが分かりました。支出先は、東京・銀座や六本木、赤坂などの高級クラブや料亭、会員制サロンなどで、国民の常識とはかけ離れた”政治活動”の実態が浮き上がりました。

☆ 共産党の機関紙新聞赤旗の2013年1月7日付の記事です。一般庶民とはかけ離れた感覚であることは間違いない。漢字も読めないのに学習院大学政治経済学部に入り総理大臣まで務めたのですから、普通の人にはできないこと。お金の力でここまで生きてきた人でしょう。

”金持ちほどケチ”とよく言われますが、国民に配る金はケチるのです。庶民が何もしないで10万円?”手を上げた方発言”も「新型コロナの影響で不利益を被っていない人にまで10万円を渡す必要があるのかね。お金持ちにまで渡すの?そんな必要はないだろう」との思いから出た言葉でしょう。

確かに麻生大臣の言う通りなんですが、線引きも難しいし時間もかかるということ。家賃も払えず、明日の飯さえ心配している方々がいる。そうした人に早く現金を渡す必要があるという考え方は麻生さんには分からないのかも。外出したくてもできない人がいる。仕事に行きたくてもいけない人がいる。病院に家族のお見舞いに行きたくても行けない人がいる。新型コロナの影響で国民生活がマヒし、苦しんでいる人たちがたくさんいるのです。

いつも”上から目線の発言”は国民から見ても好感は持てません。しかし麻生氏は国民からの好感を持ってもらおうとも思っていないのです。選挙に落ちたって、総理大臣もやったし副総理も財務大臣もやった。もうやりたいことなんてない。議員を辞めても十分な資産はあるし、怖いものはないのです。

麻生氏は、森友問題に絡む財務省による公文書改ざん問題でも何ら責任を取らなかった。

★ しかし、いつも順風満帆というわけではありません。私も財務大臣の辞職を考えたことがありました。森友学園を巡る公文書が書き換えられた問題で、佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官が昨年3月、辞任を決めた際のことです。結局、誰一人起訴もされずに終わった訳ですが、私の渡世の仁義から言って、部下にだけ責任を押し付けることはできなかった。

だが、ここで辞めたら、悪しき前例になりかねない。なぜなら議院内閣制のシステム上、役所が「大臣をクビにしたい」と思ったら、定年間際の役人に公文書を偽造させればいい、ということになるからです。(中略)サッサと辞めた方がどれだけ楽だったか。

☆ 定年前の役人が辞めただけで大臣をクビにできるはずはない。森友問題は、財務官僚である佐川という理財局長が安倍総理に忖度して部下に文書を偽造させたという公文書偽造という犯罪行為をしたことで告発された。大臣をクビにするために誰かに犯罪行為と疑われるようなことをさせるような役人やさせられる役人がいるはずはない。ヘタを打ったら懲役になる可能性も懲戒免職になって退職金も支払われなくなる可能性もある訳ですから、定年前の役人だからってそんなことできるわけないでしょう。

結局のところ、自分が辞職しなかったことの下手な言い訳を考えていたとしか思えませんね。

以上の通り、早く麻生さんは正解を引退していただいた方が良いと思います。

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