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賭け麻雀で黒川検事長を告発!蛭子逮捕?国会議員&芸能人みんなやってる!

~ヒマな市民団体が告発!~

黒川弘務検事長が新型コロナ感染拡大防止のための緊急事態宣言下に新聞記者らと賭け麻雀をしていた問題でとうとうヒマな市民団体や弁護士らが告発しました。無駄なことするな~と思います。

東京高検の黒川弘務・前検事長(63)=22日付で辞職=が新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言中に産経新聞記者や朝日新聞社員と賭けマージャンをしていた問題で、岐阜県の弁護士らが25日、常習賭博の疑いで黒川氏と記者ら計4人に対する告発状を東京地検に郵送した。

告発は「犯罪があると思料するときは、誰でも告発をすることができる。」と刑事訴訟法で定められています。ただ報道やニュースを見て「これ犯罪だろう?」というだけで告発しても警察や検察は受理してくれません。中には想像や噂だけで告発する奴もいるそうです。

~証拠はあるのか?~

今回の黒川検事長の賭け麻雀については、「本人が認めた」という報道の他に賭け麻雀が実際に行われていたことを裏付ける証拠はないでしょう。これが起訴されるためには、実際に賭け麻雀をしていたことを裏付ける”点数表”や”支払いのやりとりの記録”が必要になってきますがそんなものが残っているとは思えません。

一般人が告発したわけではなく、法律の専門家である弁護士が告発状を郵送したのですから、当然起訴されるだけの証拠を提示してしかるべきです。証拠もないのに市民団体のヒマつぶしに乗っかって告発したのであれば恥ずかしいことです。

黒川検事長と朝日新聞の元記者、産経新聞の記者2人。これらを事情聴取すれば賭けマージャンしたことを認めるかもしれませんが、”誰がいくら勝って、誰がいくら負けて、いくら金が動いた”などという物的証拠は何もないはずですから起訴することはないと思います。

報道以外に賭け麻雀について証拠となる事実があるのかどうかですが、無ければ”バカな奴ら”というほかありません。「黒川弁護士たちが賭けマージャンをしたことは、黒川氏自身も認めたと報道されており明らかである」などというだけの内容ではお粗末です。世の中には告発を趣味にして”濫告発”する奴はたくさんいますが、証拠が何も記載されていない告発状では嘲笑するしかありません。

~告発状は受理されるのか?~

「記載事実が不明確なもの、記載事実が特定されてないもの、記載内容から犯罪が成立しないことが明白なもの、事件に公訴時効が成立しているもの等でない限り、検察官・司法警察員は告訴・告発を受理する義務を負う」

という判例はありますから検察が受理する可能性はあります。しかし弁護士が間に入っているのですから受理されればよいというモノではなく、きっちりと起訴されるべきものでないと恥ずかしい話です。

~仲間内の遊びの域を出ない!~

法務省の調査結果によると、黒川氏と記者3人は1日と13日ごろ、賭けマージャンをして1万~2万円程度の現金のやりとりがあった。賭けマージャンは約3年前から月1,2回ほどしていた。

告発状は「月2回だとすると3年間で72回となり常習性は顕著だ。4人の累計で最大600万円程度の賭け金が動いたことになり多額と言わざるを得ない」と指摘した。

麻雀するほとんどの人はお金を賭けていて何度も繰り返し行っている。法律上、こういった人は全て常習賭博罪に当たる。しかし一般市民の娯楽の域を出ない遊びを法律違反だと言って取り締まることに何の意味があるというのか。

黒川検事長も親しい仲間内の新聞記者たちと余暇を過ごすための娯楽として麻雀をしていた。その娯楽をより楽しくスリリングな遊びにするためにそれぞれの収入に応じた程度の金銭をかけて遊んでいた。負けることによって生活ができなくなるとか勝つことによってしばらくは働かなくてよくなるという、本来賭博罪を禁止している法の趣旨に当たるような行為ではない。

~蛭子能収の件とは全く違う!~

昭和の時代には家族や友人たちと雀卓を囲み少なからずお金を賭けてマージャンをしていた。当時はパチンコ店よりも麻雀店の方が数が多かった。世知辛い世の中になって時間がかかる麻雀という遊びは衰退して今ではマージャン店も減った。

もし、黒川検事が起訴されるようなことがあれば、仲間内の賭けマージャンもできなくなり、全国の雀荘はさらに減っていく可能性もある。

カンニング竹山など物事を知らないコメンテーターは、タレントの蛭子能収が賭け麻雀で逮捕された事件を引き合いに出す。蛭子の事件は1998年に新宿のフリー雀荘で賭け麻雀をしていたときにたまたま警察のガサ入れがあって逮捕された。なぜ蛭子は逮捕されて黒川は逮捕されないのかと言っている。

フリー雀荘とは、全く見ず知らずの不特定多数の者が看板を見て入り、4人集まったところで金を賭けて麻雀を行うのである。通常こういった店は、背景には反社会的勢力の存在があって、いわゆる”寺銭”といって賭け麻雀をする打ち子達から一定の金額を徴収する。こういった店の利益は暴力団の資金源になる恐れがあるため警察などは取り締まりを行う。その目的は”賭博開帳罪”として胴元の取り締まりを行うことである。蛭子はその犠牲となって逮捕されたのである。

この様に、賭け麻雀は仲間内の娯楽で行われる賭け麻雀を取り締まる意味はなく、そんなことで全国的に告発されるようになれば警察官や検察官が何人いたって足りない。賭け麻雀に暴力団などの反社会的勢力が存在しない限り取り締まる意味はないのである。

~フリー麻雀はレートも高額!~

また蛭子の場合は、見ず知らずの者同士が賭け麻雀をしただけでなく、テンリャンという高額なレートであったことも逮捕の要因となったようだ。

麻雀は通常2万5千点をそれぞれが持ちゲーム終了時には3万点からどれだけプラスマイナスかで勝ち負けが決まる。1回のゲームで通常1時間前後かかり、持ち点全部亡くした場合は大負けであるが、テンピンならそれでも3000円程度の負けである。

テンリャンの場合はその2倍である。1時間程度で6000円の負けになることもある。仲間内の麻雀にテンリャンでやる人はまずいない。高くてテンピンである。その他ウマなどといった最下位者が最上位者に1000円を渡すなど行ったルールがあり、フリーでやる場合にはかなりな高額になる。本当に”博打”といった感がある。

~誰もが犯罪者になってしまう!~

蛭子以外にも賭け麻雀で事件になった芸能人たちもいます。昔では元西武ライオンズで東尾理子の父親の東尾修、最近では俳優の田中圭がフリー雀荘に入り浸っていたという報道もされています。明石家さんまを始め麻雀好き芸能人たちもたくさんいます。金を賭けずにやっている人は誰もいないのです。「あいつもやっていた、こいつもやっていた」などと言い出したらたくさんの芸能人、著名人たちまで検挙されてしまいます。それくらい賭け麻雀は娯楽として一般的に行われているということです。

犯罪を取り締まる検事長だから許されないという声は多いのですが検事だって人間です。遊びたい気持ちもありますよ。プライベートで仲間内の娯楽で少し金を賭けたところで何を目くじら立てる必要があるのでしょう。国民の税金を使って博打をしたというわけでもなく、職務に当たる時には毅然とした態度で公平中世に職務を執行さえしていただければいいじゃないかと思います。

法律違反をしている人は世の中にたくさんいます。コンビニで10円のお釣り多く貰ったことに気づいても「まあいいや」と知らん顔すれば詐欺罪です。道端で100円拾って警察に届けなければ遺失物横領罪です。などなど法律違反を犯している国民はたくさんいます。それをイチイチ告発するようなことをするような世の中にはなって欲しくありません。

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