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ジャッキーチェンは中国の犬で香港では嫌われている!国家安全法を支持!

~”中国の犬”に失望!~

最近、香港での出来事は人々を悲しませ、落胆させている……僕はいろんな国を訪問するけど、私たちの国は近年、急速に発展しており、どこに行っても中国人であることを誇りに感じている。5つ星の赤い旗(五星紅旗)は世界中で尊敬されている。

香港は僕の生まれた場所で故郷、中国は私の国だ。僕は僕の国と故郷を愛している……心から香港に平和がすぐに訪れて欲しい

昨年末に香港デモが大規模化した際にジャッキー・チェン(66)が発言した言葉だそうだ。

30歳を超える日本人の中にはジャッキーチェンに憧れたファンが数多くいるだろう。香港を出身地とするジャッキーは香港でもスターだった。しかし、中国政府を支持するジャッキーの態度に香港人は呆れ、今では「中国の犬」と呼ばれているそうだ。

私もその昔はジャッキーチェンの映画にハマった者の1人だが、”中国の犬”と呼ばれるジャッキーには失望している。

~国家安全法を支持?!~

中国は5月28日、香港での反体制活動や外国からの介入を阻止することができる「国家安全法」を導入することを決定したというニュースが流れた。「国家安全法」とは、香港での抗議デモを制圧するために作られる法律で、政権転覆や機密情報漏洩防止だけでなく、領土保全からインターネット規制まで幅広く規制する法律で、香港でも効力を有するという。

香港の若者たちは「これで完全に中国の支配下に置かれる」という絶望感を持ったことだろう。香港の若者たちは「中国人ではなく香港人だ」という自負を持っている。自由のない中国に完全統治されることに反発して大規模なデモを続け、今では過激なデモに発展しているとも聞く。

ただ、今の香港のデモの状況を報道で見ると”若者ばかり”が目立つ。ジャッキーと同じ年代の50~70代の香港市民はどう考えているのだろうかということが気にかかるが、「国家安全法」の導入についてもジャッキーは中国政府を支持しているという。

中国が香港で反体制的な言動を取り締まる「国家安全法制」の導入を決定したことについて、人気俳優のジャッキー・チェンさんら2千人を超える香港の芸能関係者が、31日までに連名で支持を表明した。新たな法制が施行されると、表現や言論の自由が圧迫される可能性も指摘されているが、声明は「国家の安全を守る重要性は十分に理解できる」としている。

ジャッキーの映画を見ていた者にとって、ジャッキーは香港警察の一員として香港を守るために戦っていた”正義の味方”という印象があったはずだが、今ではチベットやウィグルで人権弾圧を続ける中国共産党のために活動しているというのだから情けない。

映画というモノは作られたもので、映画の中のヒーローは偶像であることは百も承知しているが、それでもモノを言わずにはおれない。

~大仁田厚に同調!~

元参議院議員でプロレスラーの大仁田厚(62)

いつも正義の人なのに 弱い人たちや民衆の味方なのに 一部では中国で仕事がし辛くなってしまうからか?と指摘する声

香港では俺のヒーローも人気がイマイチの声も 中国は『一国二制度』と明言していたにもかかわらずデモの参加者を逮捕 俺のジャッキーはどこに

とtweetしたそうだが、この気持ちは同年代の日本人にとっては誰しもが理解できる言葉だと思う。

~実際はアンチヒーローだった!~

ジャッキーは何でも中国の国政諮問機関である「全国政治協商会議」の委員を務め、中国との関係も深いとのこと。こんな記事を見ていると、

2009年にも、自身の映画が中国で上映禁止になったことについて、「自由があるのがいいことかどうか、僕にはわからない。自由が過ぎると、今の混沌とした香港のようになるし、台湾も無秩序だ」と述べたことで、香港のみならず、台湾からも批判が起こりました。

という記事まであった。”自由は必然”である。しかし”自由が過ぎてはいけない”ということも当然である。だから法律があるのである。ジャッキーは”自由”の意味が分かっていないのかとさえ思う。

また、

カナダに住むジャッキーの「娘」が、同性愛者であることをカミングアウト。ジャッキーは公然と娘とは認めていない。1999年頃愛人との間にできた子で養育もしておらず、ほぼ会うこともなかった。

とか

15年には台湾人の妻との間に生まれた息子が中国で大麻所持の容疑で逮捕され、その裁判で「父親は無関心な上に愛情が乏しかった」と手紙を書いた。

などと言ったジャッキーのイメージダウンの記事ばかりしかない。お金は十分に稼いでいたであろうが家族への愛情などは感じられない。映画の中ではヒーローを演じていたジャッキーは実生活ではアンチヒーローだったのである。

~ヒーローは早く消えるべき!~

ジャッキー以前のヒーローは「燃えよドラゴン」ブルース・リーだった。ジャッキーは無名な頃、ブルース・リーの映画にチョイ役で出演していたという。人は金を手に入れ、齢を重ねるごとに邪悪になっていくのかもしれない。世界が長寿になっていくことを喜ぶ反面、ヒーローは邪悪な正体を見せる前に消え去るべきなのかもしれない。

ヒーローだったジャッキーはもはや存在しないが、ブルース・リーは今でもヒーローであり続けている。

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