～吉村府知事の頭の良さを感じる！～
新型コロナ感染症対策で一躍時の人となったイケメンの吉村洋文大阪府知事。その発言を聞いていて「頭いいな！」って思うことがしばしばあります。今回の上沼恵美子への感謝報道にも吉村知事の頭の良さを感じました。
大阪府の吉村洋文知事（44）が1日、タレントの上沼恵美子（65）が政府からの一律10万円の給付金を「大阪府新型コロナ助け合い基金」に寄付したとラジオ番組で公表をしたことを受け、自身のツイッターで感謝の言葉を贈った。
「上沼さん、府の『コロナ助け合い基金』に多額のご寄付、本当にありがとうございます。また、ウイルスとの共闘、医療従事者の皆さんへの支援呼びかけも感謝です」とつづった。寄付の総額については「多くの方にご寄付申し込みを頂き、現在23億５676万4724円となっています。5月末から順次、贈呈を開始しています」とした。
上沼は1日にABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」に2カ月ぶりに生出演。5月下旬に給付金10万円を寄付したことを明かした。
この記事を見て、あれだけテレビに出てボロもうけしている上沼恵美子がたった10万円の寄付で感謝されているの？って思いました。政府が全国民に一律10万円を給付するという特別定額給付金。富裕層にまで配るの？公務員まで？などと論争がありましたが、結局一律10万円の給付がされています。
～年収3億円越えが10万円？！～
上沼恵美子といえば毒舌キャラで人気が高く、読売テレビ系「上沼・高田のクギヅケ！」、朝日放送系「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」、関西テレビ系「怪傑えみちゃんねる」など多くのテレビ出演をしています。
ネット上では彼女の年収は3億円越えと言われています。確かに10万円の給付金は一般家庭においては大変ありがたいものでしょうが、富裕層にとってみれば「たった10万円？」てなもんで、まさに上沼からすればこんな感じだったのでしょう。
吉村知事は現在までの寄付金の額を23億円越えと発表していますが凄い額です。このうち給付金の10万円を寄付した方がどれくらいいたのかは分かりませんが、一般家庭ではなかなか難しいでしょう。しかし上沼以外にも10万円を寄付した方はいたはずです。それをワザワザ有名人の上沼恵美子だけを名指しで感謝の言葉を告げたのには、賢い吉村知事の目論見があったはず。
「上沼が10万円寄付をラジオで喋ったからこれを使って寄付を募ろう」「記者会見で上沼の10万円寄付を公表して関西の他の有名人からの寄付を募ろう」と考えたのでしょう。
～売名行為にもならない額！～
一般人が10万円寄付となると”えらいな～”って思いますけど、年収億越えの人が10万円寄付したからって”えらいな～”とは思えません。「もっと出せよー！」と思ってしまうのは私だけではないでしょう。
そもそも寄付というのは名前を出せば”売名行為”と捉えられてもしかたないのですが、上沼がたった10万円の寄付では売名行為にもなりません。逆に”たった10万円かよ！”なんて思われるのがオチでしょうから言わない方が良かったのではと思います。
巨人軍の原監督、菅野投手らは1000万円の寄付ですよ。上沼の100倍寄付してますから。上沼さん、ちょっと少なすぎませんか？
～芸人さん寄付してください！～
この報道を見た、大阪の有名人たちはどう感じるのでしょう？大御所の明石家さんま、桂文枝、数多くいる吉本芸人たち。「俺らも10万円出さんと何か言われへんかな～」って考える芸人たちは多くいるはずです。
この吉村知事の発言で大阪の芸人たちの寄付がどんどん増えれば、”吉村知事の作戦勝ち”ということになるのでしょう。
その昔、明石家さんまが競馬でプラスになった年の翌年に阪神大震災が起こって寄付したなんて話がありましたが、吉村知事はさんまなんかには寄付して欲しいと思っているんじゃないかと思いますね。
「大阪の有名芸人のみなさん、寄付してください」などと吉村知事はひと言も言っていませんが、この”感謝の発言”で多くの芸人は尻がこそばゆい感じがしているのではないでしょうか。
今後関西芸人の誰が寄付をするのかしないのか面白そうです。