~高齢になるほど洗脳されやすい!~
昭和のアイドル全盛時代に、当時の人気番組であったスター誕生からすい星のごとく現れた小泉今日子(54歳)はとても可愛かった。ブラウン管の中では言葉数も少なく、ただ笑顔が印象的でした。KYON²(キョンキョン)のファンでした。
若い頃のKYON²に誰かが政治的な質問をしても笑顔で「私、政治のことは分かりません」と答えたに違いありません。
その後KYON²は政治の勉強をしたのでしょうか?今では50歳を超えて政権批判に力を入れているように見えます。
人は齢を重ねたくさんのことを経験し知識を深めていきます。高齢になるにしたがって社会常識を知り尽くしたかのような錯覚に陥る人も多くいます。高齢者が間違った考えに固執して若い者が言うことを全く聞かないのもそのためだと思います。
その反面、それまで自分の知らなかったことを教え込まれるとそれが嘘や詭弁であるということを疑う力がないために信じ込んでいく高齢者は多いと感じます。高齢になって宗教の勧誘を受けてのめり込んでいく人も少なくありません。若い人よりも高齢者が多いといいます。
例えば、「CO2排出による地球温暖化」「副流煙の害」「南海トラフ地震の予知」などが当たり前のようにマスコミで言われ続ければ何の根拠もなく信じる人たちがたくさんいて、このことが社会の常識となっていきます。「本当なのか?」と自身で調べる人はほとんどいません。
要するに高齢になればなるほど人は洗脳されやすくなるのです。
~”勉強している”アピール?~
あのKYON²もそんな1人のように思えて悲しくなり、同世代の人気者がどんどん高齢化してくことの寂しさを感じます。
KYON²の政治的発言がクローズアップされたのは、安倍首相と昵懇の間柄と評された黒川検事のために政府が国家公務員の定年延長法改正を行うとの報道に対して、KYON²をはじめとする多数の芸能人らがとtweetしたことでした。
マスコミや野党の喧伝で国民は”安倍首相と黒川は仲が良い””安倍政権が今後捜査されないように黒川をトップに置く”などということを信じ込まされ、安倍批判をテーゼとする政治家や活動家らに扇動された芸能人たちが多数tweetしました。
実際には”黒川氏と安倍首相はほとんど付き合いもない”ということが最近になって報じられています。また検察組織が政府や官邸の意向で捜査の進め方を変えることなどできないことなどは知識あるものなら誰にでもわかっていることなのですが、それを信じ込まされる国民は哀れです。
「#検察用法改正案に反対します」とtweetしたきゃりーぱみゅぱみゅをはじめとするノリでやってしまった芸能人たちはその後tweetを削除したり、その後の発信をあきらめたりしています。
しかしKYON²は違います。
発端は、この日に投稿された「#検察庁法改正案に反対します」とのツイートだった。翌9日夜には、多くの俳優やミュージシャンなどもこれに賛同を表明し始めた。キョンキョンもその1人だったが、深夜から翌日昼にかけて《もう一度言っておきます!》などコメントを加えたりしつつ7連投で発信していた。同様の投稿は10日夜までの2日間で延べ480万件を超えた。
それでもキョンキョンは手を緩めない。《私、更に勉強してみました。読んで、見て、考えた。その上で今日も呟かずにはいられない。》(12日午後9時42分)《国会中継見てます。》(15日午後4時36分) その意見書全文が報じられると、《泣きました。そして背筋が伸びました。こういう大人にわたしはなりたい。》(15日午後11時8分)
”政治も知らない芸能人が…”などと言う人もいます。KYON²はそういう批判をする人に”勉強しています”とアピールしたかったのでしょう。”読んで、見て”という勉強したのでしょうが、何を呼んだのか何を見たのか、それが大切です。
国会中継を見ることが勉強かといったらそうではありません。勉強をするには全て基本から始めなければなりません。まず初めに日本国憲法から読み、三権分立とは何か、なぜそれが必要なのかということから始めなければ政治は分かりません。
そうでなければイデオロギーを前面に出すマスコミや野党の思うツボです。芸能人が政治的発言をすることに関しては全く問題がないと思います。ただ、イデオロギーに左右されない思考をもって発言することが必要なのです。
”泣きました”と言うのは検察のOB達が”検事の定年延長反対”を表明したことを捉えてのことでしょう。どんな組織にも色々な考え方を持った人間がいます。検察庁だって同じです。検察のOBの中には定年延長法に賛同する人もたくさんいるのですが、政権批判にならないこの種の発言をマスコミは取り上げません。何事にも裏があることを考えてから発言するべきなのです。
~イデオロギーに左右されるな!~
政治について発言したのは、選挙に行くけれど政治に対して無関心という立場でいた私たちが作っていた現実を突きつけられたような気がしたからです。
ずっと違和感や不信感を抱いていたけれど、その問題を後回しにしていた。
そういう大人がきっとたくさんいて、ハッシュタグのツイートにつながり、若い人たちにも広がったと思っています。
そして、それぞれの心の中で自分たちはこの国で生きているのだということを改めて考えるきっかけにはなったのではないかと思います。
「#検察庁法改正案に抗議します 投稿470万件」と左翼系の新聞は書き立てましたが、実際には自分で投稿したアカウント数は32万件でリツイートが417万件とされています。こんな数はどうでもいいのです。明らかに組織的にされたツイートデモであるという事実を見ることが重要なのです。
こんなことを組織的にやる人たちがいるということに注目しなければならず、自分たちのイデオロギーによって政府批判をする活動家たちの喧伝に乗っかってはいけないということです。
テレビでも明らかに作為的に報道しないテーマがあり過ぎますがこれもイデオロギーが関係していることは明らかです。そんなイデオロギーに左右されるようなマスコミ報道を鵜呑みにしてはいけませんよっていう話です。
そこのところをKYON²に分かってほしいのです。
~政治に利用されるな!~
しかし手遅れでした。既にKYON²は共産党に取り込まれ洗脳されているようです。日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」5月31日付の1面に登場していたのです。KYON²は劇作家の渡辺えりとの対談の中で
日本の国は、日頃から文化に温かくないなと感じます。韓国なんて、国が映画を支援して、完全に日本を追い越しちゃったでしょう。日本だってやる気になればできるはずです
と発言しています。
KYON²は長い芸能生活の中で国からの支援が薄かったと感じているのでしょうか?芸能活動に国からの支援を求めるなと言いたい。
文化というのは芸能だけではなくその国民の生活すべてを表す言葉なのですが何を勘違いしているのでしょう。韓国が国家として映画などの芸能を支援していることは間違いありませんが日本でも支援しています。
韓国映画「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞を受賞したことを”完全に日本を追い越しちゃった”と言っているのでしょうか?アカデミー賞を受賞した映画を見て面白いと思ったことなどほとんど記憶にありません。
韓国はノーベル賞を1個しか獲得していませんが日本は27個獲得しています。ノーベル賞の数で文化レベルを計ろうとは思いませんが、文化で韓国に負けているというのはあまりにも稚拙な考えです。
芸能人が政治的発言をすることは全く問題ないのですが、政治が芸能人を利用することは許されないのです。利用される芸能人も悪いと思います。
昔、吉永小百合と人気を二分する美しい栗原小巻という女優がいました。サユリストに対してそのファンはコマキストと呼ばれていました。とても人気の高い女優でした。ところが日本とソビエト社会主義連邦共和国(現ロシア)との合作映画「モスクワわが愛」に出演したことで栗原小巻は共産党員と言われ、その後テレビやスクリーンで見ることはほとんどなくなってしまったのです。
KYON²も栗原小巻の様にならないようしっかりと自分の立ち位置を見極めて”終わった!”と言われないようにしてください!