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そこまで言って委員会に救う会の西岡力教授!安倍晋三批判の蓮池透よ聞け!

~横田哲也さんの怒り!~

北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの父横田滋さんが亡くなった後の横田家の記者会見において、恵さんの弟である哲也さんが言い放った言葉が非常に重いと感じていました。

拉致問題が解決しないことに対して「安倍総理は何をやっているんだ」「何も動いてないじゃないか」と言う人がいる。40年以上も何もしてこなかった政治家や「北が拉致なんかするはずはない」と言っていたメディアがあったから安倍総理が苦しんでいる。何もやってない人が安倍政権を批判するのは卑怯だ。

~西岡力の発言!~

そして、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」会長で大学教授の西岡力(つとむ・64歳)氏が「そこまで言って委員会」に出演し、発言した内容に感銘を受けました。西岡氏の話の要点を抜粋しました。

88年に国家公安委員長が国会で「北朝鮮による拉致の疑いが濃厚だ」という歴史的答弁をした。その2年後、自民党と社会党の訪朝団が平壌に行った。その時ね、曽我ひとみさんから聞いたんです。

北朝鮮のテレビで「日本の政治家が白旗掲げて謝りにやって来た」と。曽我さんは内心「日本の政治家は日本人のために働くんだ」と、「自分のことが議題になっているはずだ」と、もちろん口に出したら殺されますから心の中で信じていたと、しかし何も起きなかった。

拉致が明らかになっていなかったのなら弁解の余地がりますが、梶山(国家公安委員長)答弁はその2年前ですから、治安の最高責任者の国家公安委員長が「北朝鮮」という国の名前を出して拉致の疑いが十分濃厚であると言ったのに、朝日、毎日、読売・NHKは一行も報道しませんでした。どこの党が問題だったというのではなく日本総体として見捨てたんです。

私すごく疑問なのは、日本という国は一体何なんだと。国会で日本人が拉致されたっていうことが分かっていて何故立ち上がらなかったんだと。それを打ち破ったのが(横田)滋さんなんです。

平成9年に、韓国の公安機関の情報で「拉致がある」っていう、めぐみさんが拉致されたことが分かった時にですね、実名を出すかどうかということで悩まれたわけです。当時の多数意見は、実名を出したら向こうにいる人たちが証拠隠滅のために殺されてしまう。そういうことを言う専門家が日本政府の中も含めて多かったんです。

しかし、滋さんが…、「20年間、娘は日本の空を見て、日本の方を見て、お父さんお母さんいつか助けに来てくれるのかと思っていたはずだと、20年経ってやっと北にいることが分かって親がやることが、助けることじゃなくて娘を危険にさらすことなのは耐えられない」と早紀江さんは半狂乱になってやめてくれと言った。

だけど滋さんが、その20年間を総括して、こういうことがあって何も動かなかったと、だから黙っていたらダメだと、日本国民を信じようと、世論に訴えようという選択、大変重い選択をされて、そして小泉訪朝のときは主要議題になりました。

残念ながら5人しか取り戻すことはできませんでしたが、その後、第一次安倍政権で拉致担当大臣ができるというところまではきた。そして今、北朝鮮を一定程度追い込むとこまできていますけども、その時、一番最初から、梶山答弁の直後から安倍晋三さんは我々のすぐ横にいましたので、先ほどの哲也さんの話になったというのが私の理解です。

自民党の一部ではなく自民党の多数が動かなかったんです。

一部でですね、「安倍さんは拉致を利用して出世した」って言ってますけど逆でですね、90年代から拉致をやっていたから安倍さんは総理になる前、閣僚はその直前の官房長官以外やってないんです。つまりそれは拉致のことを言うって人たちは自民党の中の少数派だった訳です。

じゃあなぜだったのかっていうのは簡単には言えませんけども大きなタブーがあった。一つは植民地支配ってことがあって、日本は加害者の国だから被害者について批判してはどうかというインテリの雰囲気、それから社会主義の方が正しいという風に思っていた当時の雰囲気、もう一つは暴力ですね。

それは朝鮮総連の幹部の人たちが主要な派閥の人たちにお金を渡していたという風に証言していますよね。だから小泉さんが良かったのは主要な派閥の領袖じゃなかったんです。それでわりと自由だった。

90年代の初め、内閣調査室が調べたところ、日本から北朝鮮に送られていたお金とモノを合わせると1800億円から2000億円行っていたという調査が内閣調査室から出ています。そのお金が核開発に使われていた訳です。そういう大きなタブーがあったんです。それを横田さんたちが破りここまで来た。

小泉訪朝以降今最大のチャンスが来ていると思っています。制裁は今史上最強のもので、北は2016年約30億ドル輸出していましたが2018年から輸出が3億ドル切っている。輸出で得ていた外貨の9割がカットされている。その上コロナで中国との貿易を絶ったので今平壌の特権階級の配給が3カ月くらい止まっています。で、圧力の段階は今過ぎたんです。だから去年無条件で話し合うと言っている。

我々も家族会すぐ回答して、去年、金正恩委員長にメッセージ出して、拉致被害者の全被害者の即時一括帰国が実現するなら、国交正常化に反対しない。そして帰ってきた人たちから秘密を聞き出して反北朝鮮運動をしないと、平穏な国民に戻るだけだ。そのためにやってるんだと、返してください、それだけだと。

先圧力後交渉だと、交渉段階に入った。まだ交渉までは行ってない。

第一次安倍政権以降拉致対策本部を作ってそこに情報担当者がいるんです。年間、億という単位の情報費を使って、私民間人でも情報活動してますけども一定程度、例えば生存情報とか所在情報に近いようなもの、これはないわけじゃないですよ。私民間人ですから言いますけどね。政府は一切言わないです。情報提供者が殺されてしまったら続けて情報を得ることができませんからね。

横田哲也さんや西岡氏の発言を聞いていると、安倍晋三がどれだけ拉致問題解決のために頑張ってきたのかということが想像されます。ただ結果として解決できていないため首相としての批判は免れることはできません。ただ「何もやっていない」という批判は当たらないということが分かった人は多いのだろうと思います。

~蓮池透はどう思う?!~

安倍首相らの尽力の結果、日本に帰国できた蓮井薫氏の兄で元拉致被害者家族連絡会副代表だった蓮池透(65歳)という男を知っていますか?家族会からも退会させられた男です。横田滋さんが亡くなった際、この男が放った言葉です。

みなさん、いい加減に気づいてください。安倍首相は拉致被害者を救出するなどという気はさらさらないのです。この期に及んで「早期」救出とか言っているではありませんか。今こそ、安倍首相責任を取ってください!と叫ばなくてはなりません。そうでなくては、滋さんのご冥福を祈ることはできません。それができるのは、拉致のおかげで二回も総理になった安倍氏が恩返しをして、めぐみさんの問題が解決したときです。合掌

この男は弟が帰国できたことに対して安倍首相や日本政府に感謝するという気持ちはないのでしょうか?過去には「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」という本を出版して印税を稼ぎ、「北の拉致はない」と言っていた辻元清美の資金集めのパーティにも参加したとされているのです。

蓮池透氏が西岡氏のこの話を聞いていることを願っていますが、透氏は「西岡の話はウソだ」というのかもしれません。

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