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我那覇真子の靖国神社での演説はおかしい!愛国か反日か?ネトウヨ?

~我那覇真子は愛国者?~

反日感情の高まる沖縄において、反日分子らと闘っている我那覇真子(31)。今年も8月15日の終戦記念日を迎え、令和元年の今日、我那覇氏が靖国神社で行った演説が注目されており、再度この演説を聞き直した。

我那覇氏は左翼連中から右翼と叩かれていますが、私は右翼・左翼、ネトウヨ・パヨクそして保守・リベラルと言った言葉で人を区別すること自体意味がないことだと思っています。ただ”愛国者”か”反日”かという区別はできると考えています。日本国を愛する人でも左寄りの考えを持った人もいるでしょうし、天皇制に賛同する人でも実際には日本国を愛する心を持たない人もいるのです。

沖縄の反日マスコミといえば愛国者を批判し反日的な主張ばかりする琉球新報沖縄タイムスが有名です。これら反日マスコミと闘っている我那覇氏は愛国者であると見ていました。

~英霊を利用している!~

しかし、改めてこの演説を聞き直してみると、日本国を愛しているというよりも戦争で命を懸けて日本国のために戦った英霊たちを愛しているようです。今の日本国があるのは戦争で国のために戦った方々だけではなく、日本国の歴史を作ってきた先祖代々に感謝をしなければならないのであって戦没者だけに感謝するというのは間違っています。

今年も8月15日の終戦記念日がやってきました。一昨年の今日、英霊の方々に対して国民は感謝の念をささげるだけでなくお詫びもしなければならないのではないかということを申し上げました。というのも戦後日本の在り方はとうてい英霊の皆様に納得してもらえるものではないと思うからです。その思いに今も変わりはありません。

英霊は戦争当時、勝利するためにみんなが同じ方向を向いていました。しかし、この英霊が生還して戦後日本を生きていたとした場合に皆が同じ方向を向きながら同じ思想を持って生きていたとはとうてい考えられません。前後の日本の在り方について納得する人もいるでしょうししない人もいるでしょう。

それを靖国に祀られた英霊全てが同じ考えを持っていたと決めつけること自体に意味がなく、我那覇氏が英霊全てが納得しないと考えていたとしても実際には分からないのであって、今の日本を侮蔑するための手段として英霊を利用しているとしか考えられません。

~戦争こそ狂っていた!~

本来世界の手本であるべき我が国は、戦後一体どうなっているか?世相を見るに今の日本は狂っているとしか私には思えません。その惨状は正視に堪えません。例えばテレビなどに顕著に現れる文化の低俗、白痴化、かつての進歩的知識人が残した倒錯の言論空間、そこでは今、病的なリベラリズムがどす黒い渦を巻いています。

自分が生まれた国が世界の中で最も優秀で模範的な国であるという考え方は愛国心からも間違っているとは言いませんが、”本来世界の手本であるべき我が国”の”本来”とはどういう意味なのかについては疑問です。

今の日本は狂っているのでしょうか?いかなる理由があるにせよ戦争を仕掛けた国家こそ狂っていたのではないでしょうか?

ただ現代の日本社会においては狂った人たちがマスコミや政界に入り込み日本をおかしな方向に導こうとしていることは否めません。”病的なリベラリズム”という言葉は”反日左翼”の意味で使っているのでしょう。リベラリズムは本来、自由主義者の意味ですからマスコミが使うようにリベラルを左翼の意味で使って欲しくはありません。その点においては我那覇氏はまだまだだなという感じがします。

~全体が病んでいるのではない!~

また日本古来の共同体が破壊された結果、モラルが失われ、親子親族で殺し合いを演じるまでになりました。今の日本ではあらゆる社会問題が迷宮の様相を呈し、出口が見えなくなっています。全体が病んでいるからでしょう。こういう現代日本を英霊の方々はどういう思いで見ておられることでしょうか。果たして我々は英霊に顔向けができるのでしょうか。

日本人のモラルが失われつつあることについては賛同しますが全体が病んでいるのではなく一部が病んでいるのです。

ただ、親子親族での殺し合いは現代社会にだけ起きていることではなく、少なくとも戦国時代からはあったことで戦後も同様の事件は多数起きていました。戦後、年間3500件発生していた殺人事件も現在では1000件を割り込むくらい減少しているのです。

「現代日本を英霊の方々はどういう思いで見ておられることでしょう」、英霊の方の見方はそれぞれであって全員が同じということはないのです。

私は「日本が戦争に本当に負けたのは戦後である。」という説に与(くみ)するものです。敗戦によってもたらされた精神的虚脱状態のうちにそれはなされました。国内の敗戦利得者なる勢力も協力した結果、東京裁判史観、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム、反日左翼の跳梁が思うさま効果を挙げ、日本人の精神が戦後レジームにはめ込まれてしまったのです。

ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)とは「戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画」とされ、この影響によって反日思考になった人は多く、この宣伝に感化されなかった人が愛国心を持ち続けた人たちではないでしょうか。

敗戦国としては米国の言いなりになるしかなかったのは仕方のないこと。GHQによってつくられた現憲法。二度と戦争のできない国にするために作られた第9条。日本人が”二度と戦争をしまい”と作った憲法であるならば素晴らしい価値ある憲法と言えるでしょうが、結果的に”戦争をしない国”ではなく”戦争ができない国”にされたことをを誇りに思うのは勘違いなのです。

我那覇氏はこのようなことが「日本人の精神が戦後レジームにはめ込まれてしまった」と言っているのであるがここは同感です。

戦後レジームとは第二次世界大戦後に構築された世界秩序のことであって、国連の常任理事国には戦勝国であったどうしようもない国が現在でも名を連ねています。安倍首相が「戦後レジームからの脱却」と言う言葉を使っていましたが、”もうそろそろ世界を変えよう”ということであると理解しています。

~神話なんて誰も知らない!~

そして極めて危険なことですが近年それはグローバリズムという大波に変り、日本文明潰しが始まっています。これらは日本を二度と再びもとには戻れないような国に作り変えようというものです。そうなれば日本国そのものが博物館入りをするようなものです。靖国神社も戦艦大和もゼロ戦も英霊の御遺書も、そして日本人の高い道徳性も含めてすべてが単なる文化遺産となることでしょう。命あるものは決して博物館入りなどしません。しかし、現在のグローバル化政策が進めばそれは免れようがありません。そうなれば英霊の方々は二度死ぬことになります。魂を二度死なせることはいずれの国の人にも許されたことではありません。ましてや我々は日本人なのです。「神話を忘れた民族は必ず滅ぶ」と言われています。つまりこのままでは今を生きる我々の生命もやがて尽きるということです。

”グローバリズムが日本文明を潰す”というのは飛躍し過ぎでしょう。日本が鎖国をすれば日本文明は維持できるでしょうが経済的には絶対に無理なことです。

神話など今の日本人のほとんど誰も知りません。だからといって日本が滅ぶとは思いません。

~偏向的!~

その”日本滅亡グローバル化政策”を強力に推し進めているのがなんと真正保守と謳われる安倍政権と言うのはどういうワケでしょう。政権一代でこれほど日本を壊した例は他にはありません。空前絶後とはこのことでしょう。いくつか例をあげると、TPPはヒト、モノ、カネの流れを自由にすることで国境を実質的になくし、その結果、国民経済と国民国家を消滅させていきます。アイヌ新法は虚偽をもって日本国を分断することになります。アイヌは先住少数民族ではありません。種子法廃止は日本農業を根こそぎにし、改正入管法という名の移民法は日本を取り返しのつかない多民族国家にし、体罰禁止法は日本のしつけを消滅させ、その他水道民営化、電力の発送電分離などたくさんの日本解体法案が成立しています。「戦後レジームからの脱却を目指す」という現政権が実際に行っているのはむしろ”戦後レジームの完成”なのです。我々は日本の魂を守るためいい加減目を覚まさなければなりません。

TPP、アイヌ問題、体罰禁止など人それぞれの考え方があるでしょう。だからといって現政権が推し進めている政策が”全て悪だ”と決めつけるのはいかがなものでしょう。しかも”グローバル化によって日本が滅びる”だとか”戦後レジームが完成する”という見方はあまりにも偏向的であると感じます。

~現憲法は戦後レジーム!~

何に目覚めるのか?国難の正体に目覚めるのです。保守の皮を被り国を売るような人々が国の中枢を握っているということを知らなければならないのです。今の日本は外からのコントロールにされるがままです。いわば”外圧グローバリズム”です。自主憲法制定、不羈独立(ふきどくりつ)という結党の精神を忘れそれどころかその真逆を行く現政権党はすべからく党名を日本グローバリズム党に変えるがよろしいかと思います。

安倍首相は憲法改正に対する強い信念を持ち行動しようとしています。これが成し遂げられれば自立した独立国家になれるのです。しかし独裁政権ではないし、米国が日本国に憲法を簡単に変えさせないように仕組まれた憲法があるため簡単にはいきませんからいらだつ気持ちは分かりますがそれを批判することが愛国者だとは思えません。

憲法改正も”戦後レジームからの脱却”の一つなのです。

~愛国心とは何か?~

私はこの後靖国神社昇殿参拝をさせていただく予定です。その際に英霊の方々に国難の正体についてご報告させて頂きます。そしてこの国難に勝利することをお誓い申し上げお詫びの言葉に変えるつもりです。勝利の方策も既に考えております。最後に英霊に感謝をささげ御国のいやさかをご祈念申し上げます。

”勝利の方策”を既に考えている?考えたからと言って実践できるわけではありません。ましてやマイナーな地方の組織では到底無理な話でしょう。

我那覇氏は真の愛国者なのか?戦争で亡くなった方々への敬意を抱くことだけが愛国心ではない。この演説を聞いて疑問があふれるばかりです。

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