事件

高松の2児置き去り!熱中症で子供を殺した母親の竹内麻理亜が勾留執行停止?

~殺人犯が被害者に対面?~

「子供を殺した母親が子どもの遺体に対面するために勾留の執行停止!」という記事を見て驚いた。

高松市で女児2人が乗用車内に長時間放置され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の竹内麻理亜容疑者(26)が2人の遺体と対面できるよう、高松地裁が勾留の一時執行停止を認めていたことが11日、捜査関係者への取材で判明した。勾留の一時執行停止は容疑者本人の入院や、近親者の葬儀などで許可されることがあるが、容疑者と被害者の関係では珍しいという。

高松地検は5日、竹内容疑者の10日間の勾留を申請し認められたが、捜査関係者によると竹内容疑者が対面を求めたため、7日に勾留停止を要請。地裁が同日付で3時間の勾留停止を認めた。竹内容疑者は弁護士の付き添いで、葬儀後に姉妹の遺体と対面したという。

保護責任者遺棄致死罪は”保護責任のある母親がその子供を遺棄(放置)した結果として死んでしまった”という罪です。子供を殺すことについて故意がなかったということなのです。

”死んでしまった”のではない”殺した”のだと私は思います。

殺した殺人犯が殺された被害者の遺体に対面したいと言ってそれを許すのか?仮に故意がなかった遺棄致死罪だとしても結果的には母親が子どもたちを殺したのですから加害者と被害者の立場は変わらないはず。

なのに勾留の執行を停止してまで子供に対面させる必要があったのだろうか?納得がいかない。

~殺人罪だ!~

竹内容疑者は、9月2日午後9時頃、高松市内のコインパーキングに駐車した高級外車BMWの車内に長女の真友理(まゆり)ちゃん(6歳)と二女の友理恵ちゃん(3歳)を残したまま複数の店で知人男性と酒を飲んでいた。それどころか知人男性の家に行っていた、つまり不倫していたというのである。

翌3日午後0時40分頃、竹内容疑者は駐車場に戻ったが娘2人は熱中症で亡くなっていた。竹内容疑者は、長時間娘たちを放置していたことがバレないようにするためBMWを駐車場から出し、近くの路上に移動、駐車した。

BMWが邪魔になったという男性がクラクションを鳴らしたところ、竹内容疑者は「子どもが熱中症なんです」とその男性に助けを求め2人で娘たちの心臓マッサージをしたが全く動かない。

男性が何をしていたのか尋ねると、「持病のため2時間ぐらいトイレに行っていた。エンジンをかけていたつもりだったが戻ったら止まっていた」と答えたという。

その後部席には小型扇風機やゲーム機が置かれていたという。

これが今報道されている記事から分かる竹内容疑者の行動です。一つの疑問は

男と酒を飲みに行くのになぜ子供たちを連れ出す必要があったのか?

夫に内緒で男と酒を飲むため、カモフラージュするために子供たちを連れ出したことは容易に推測されます。だとしたら同じ高松市内にある実家の母親に子供を預ければよかったのだが…。母から夫にそのことが伝わることを懸念したのだろうか。

竹内容疑者は、「エンジンをかけていた」と言っている。しかし最近の車はボタン一つでエンジンが切れる。当然、竹内容疑者も

子供たちがエンジンボタンに触らないだろうか

という不安はあったはずである。それはいわゆる「未必の故意」ではないか?

ひょっとしたら子供たちがエンジンボタンを押してエンジンを切り、その結果エアコンが切れて車内の温度が上がるかもしれない。そしたら子供たちが熱中症になる。

と考えたはずである。そう考えたとすると「子供たちが熱中症になって死んでもいいや」という故意があったと言えるのではないか?だとすれば殺人罪ではないか?

もう一つの疑問は、

6歳の女児が車のドアを開けることができなかったのか?

である。エンジンが切れれば窓は開かないがドアは開くはず。2人はあまりの暑さに苦しみもがいただろう。しかしドアを開けて車外に出れば助かったと思う。

車内がロックされていてドアが開かなかった可能性が高いが6歳の子供ならロックを外してドアを開くことは可能だと思う。ただ、竹内容疑者が深夜に子供たちが車外に出れないようにするためチャイルドロックをかけていた可能性がある。

考えるだけで惨い(むごい)としか言いようがない。殺人罪で起訴されることを願う。

~嘘つき!~

竹内容疑者が車に戻ったのは午後の日差しが照り付ける気温が36度まであがった時である。BMWの中で実子2人が死んでいた。普通の母親ならここで悲鳴をあげて助けを求める。救急車を呼ぶ。

しかし竹内容疑者は、車内に長時間子供を放置したことがバレないようにするためにBMWを駐車場から出し50m移動した後に助けを求め救急車を呼んだのである。

駐車場を調べられたら15時間子供を放置していたことがバレる。そして不倫相手の存在までバレる。

警察の取り調べでも嘘をつき黙秘していたという。不倫相手の存在を隠すためであろう。

人は嘘つきである。しかし、実子の死の前で自己防衛のためにウソをつくのは鬼畜としか言いようがない。

~裁判官は判断を誤った!~

竹内容疑者は、「子供の顔を見たい」と弁護士に懇願したのでしょう。弁護士は裁判所に申請した。まだ勾留後2日しか経っておらず、当初は黙秘していた竹内容疑者。捜査は全く進んでいなかったはず。

それを裁判官は「母親なら娘たちの顔を一度は見ておきたいだろう」と考えて執行停止を許したのだろう。

子供たちの亡骸(なきがら)に対面した竹内容疑者は泣き叫んだだろう。

亡くなった長女真友理ちゃん、次女友里恵ちゃんは

お母さんどこへ行ってたの?

と尋ねたに違いない。

近隣住民が話している。

「この辺は古い集落で年配の住民が多いので、高級外車を乗り回す若い女性は珍しい。早朝に奥さんの車がないことがよくあったけど、いま思うと……。奥さんがお子さんを遊ばせる姿はみたことがありません」

子供たちは竹内容疑者に会いたくなかったと思う。裁判官は間違った判断をした。

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