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神奈川県&横浜の異臭騒ぎは地震の前兆&分析結果?危機管理&避難準備!

~やっと空気を採取?!~

連日のように横浜での異臭騒ぎがテレビで報じられています。6月ころまでは横浜の南に位置する三浦市などで異臭騒ぎが報じられていましたがその原因について今でも解明されないまま4ヶ月が過ぎ、その異臭は北上して横浜まで来たのです。

過去にも異種騒ぎは多数発生してきました。オウム真理教によるサリン事件以降は国民が異臭に敏感になっていてちょっとした異臭でも110番が入って警察が動くこともしばしば発生しているようです。

しかし今回の異臭騒ぎはそんな小さな話ではないようです。それは人為的なものではなく自然現象による可能性が高いと思われるからです。

異臭は6月から三浦半島の太平洋側から始まり現在では東京都に近づきつつあります。

これまで異臭騒ぎが起こっても、臭いを含んだ空気すら採取できていなかったというのです。異臭が発生したら現場に向かって空気を採取しようとしていたそうですが到着した頃には異臭が消えていたということが繰り返されていたようです。

10月14日になってはじめて横浜市消防局で空気が採取できたとのこと。政府や神奈川県が危機意識をもって積極的に取り組んでいたならばもっと早い段階で空気は採取できていたのではないだろうかと素人ながらに思うのです。

~ガソリンや天然ガス由来?!~

この空気を分析する横浜市環境創造局環境科学研究所がこう言っています。

異臭を発していた空気には、ガソリンの臭いのもとになっている蒸発性ガス「イソペンタン」が通常の空気中と比べて約12倍も多く含まれていることが明らかになった。同じく「ペンタン」が通常の約13倍、さらに「ブタン」も約2.7倍多く含まれていたという。(中略)

「この異臭は、ただちに健康に影響を及ぼすものではないと考えます。ただ、何が原因かはこれからしらべることになります。(中略)」

ペンタンやブタンは石油や天然ガスに含まれる物質だそうですが、採取した場所付近にはガソリンのようなものはなかったというのです。

ガソリンスタンドでは強いガソリンの臭いがしますが、これがガソリンスタンドのない場所でこの臭いがしたらどうでしょう?のん気なことを言っているなあと思いますネ。

~南海トラフ地震を言わなくなった?~

過去の地震の前兆として”異臭騒ぎ”があったことは知識として知っていたので大丈夫かなと思っていましたから、なぜ国や神奈川県はもっと積極的に動かなかったのだろうかと不思議に思っていました。

ネット上では「地震の前兆か?」という記事は多数ありますが、テレビでは全くそんなことを言いません。言ったらパニックになる恐れがあるからなのでしょうか?

過去には地震の前兆として次のようなものがあります。

1810年の秋田男鹿地震では1ケ月前から八郎潟の固定に石油が滲出していた。

1923年9月1日に発生した関東大震災の直前には三浦半島周辺で異臭がした。また直後の海洋調査で、震源地に近い三浦半島周辺で「ガス発生」が確認されていた。

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の前夜7~8時、汚物と漬物が腐ったようなガスの臭いがしたとの証言がある。

石油や天然ガスは地下深くに存在するものですから地中からその臭いが出ているとなれば僅かな地殻の変動によってガスが漏れているのではないかという懸念は誰しもが抱くでしょう。

少し前まであれだけ”南海トラフ大地震が発生する”と国民を煽っていたマスコミも今はほとんど言わなくなりました。

地震学者が「起こる、起こる」と言っていた場所とは全く違う大阪や熊本で大きな地震が発生していたせいもあって、「地震予知はできない」「地震学者はあてにならない」という論調が強くなってからは南海トラフの話題もあまり聞かなくなっていました。

地震学者が「起こる、起こる」と言わなくなったから”逆に大きな地震が発生するのではないか”という不安が大きくなった気がします。

~政府は何をしている?!~

もし横浜周辺で都市直下型地震が発生したら大変な死者や被害が出る可能性があります。

首相官邸の地下にあると言われている政府の危機管理センターは何をしているのか?!

”日本学術会議任命拒否問題”なんて一般国民からすればどうでもいいことに時間を費やしている場合ではないと思うのです。

学術会議員の中にも地震学者がいるのではないでしょうか?だとしたらこの異臭が地震の前兆か否かを調べて至急国に提言するべきでしょう。そういう重要なことができないのならば学術会議の価値はないともいえるのでしょう。

地震の前兆には他にもいくつかあるようですが、科学では解明されていないと聞きます。昔からナマズが騒ぐと地震が起きるといったような言い伝えもありますし、科学で解明できなことは山ほどあるのですから、過去の大地震の前兆と思われる事象と一致する点がないかということを早く調査するべきでしょう。

~異臭以外にも前兆があった!~

異臭以外にも地震の前兆として挙げられているものがいくつかあります。

”動物の異常行動”や”気象現象”などです。

動物の異常行動でいえば、ペットの猫や犬が異常な行動をとってもそれがニュースになることはまずないですし、ミミズの大量発生や鳥が異常に鳴くなどといったこともニュースとして扱われることもまあないでしょう。

しかし調べて見ると

神奈川県箱根町を流れる須雲川では、5月26日までにアユやヤマメなどの魚が大量に死んでいるのが見つかりました。県や町などによりますと、5000匹に上るとみられています!

という記事を見つけました。これは三浦半島の異臭騒ぎが発生する直前です。まだ陸地では異臭を感じなかった時期に海では異変が起こっていたのかも知れません。

~今すぐ避難準備を!!~

国民のほとんどは”地震が来たら逃げればいい”と考えているでしょうが、それでは間に合わない可能性もあります。

異臭騒ぎは地震とは全く関係ないかもしれませんし、それを願うばかりですが、もし地震の前兆だとしたら4カ月間何も手を打ってこなかった政府や神奈川県の罪は大きいと思います。

今すぐ避難勧告・避難指示というわけにもいかないでしょうが、いざというときのために逃げる用意、例えば

貴重品等をすぐに持って逃げられるようにバッグに収納しておく

常にガスなどは元栓を閉めておく

避難場所の再確認をしておく

などについて広報しておくべきではないでしょうか。取り越し苦労で終わればそれが一番でしょう。

新型コロナで亡くなった人は現在1638人、横浜で大地震が発生すればその何倍もの死者が出る可能性もあります!

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