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岡崎市長の中根康浩が5万円給付のウソの公約で高齢者が!断念&リコール!

~「5万円あげる」で市長になれる!~

テレビではアメリカ大統領選挙で盛り上がっているが、ほとんどの日本国民は「どっちがなっても変わりない」と思いながら見ていた。

国内では大阪都構想が終わり、愛知県知事の大村秀章氏のリコール運動で発起人の高須克弥氏がリコール投票に必要な数の半分しか署名を集められず「全身ガンでもうダメ」と負けを認めたようだ。愛知県民は大村知事の蛮行に税金を使ったことに対して特に気にしていない人が多のだろうと思うしかない。

そんな中、もう一つ話題になっている愛知県の岡崎市長選の報道。

この報道を見て、”こんなことがあっていいのか?”と思いながら”岡崎市の恥ずかしい市長選挙”を見ていた。

恥ずかしい公約を打って出た岡崎市長候補の中根康弘(58歳)という元民主党所属元国会議員。

選挙の構図は自民、公明、立憲民主、国民民主と連合愛知の推薦を受けた与野党相乗りの現職市長・内田康弘に対し、共産党が「自主支援」した泡沫候補とみられていた中根。内田氏圧勝を誰も疑っていなかっという。

異変が起きたのは告示前、80億円のコンベンションホールの建設を推進する現職に対抗し、中根候補が「ハコモノよりコロナ対策」と強調して「年内に全市民に1人5万円支給」(「市民税を還元する」という名目だが、市民税を払っていない人にも5万円を支給する)という公約を掲げたことだ。それをきっかけに無風と見られていた選挙への関心が急速に高まり、フタを開けると”泡沫”のはずの中根氏が10万票対7万票で圧勝した。

「みんなに5万円あげる!」の一言で市長に当選したのだ。

そんな詐欺的行為で市長になった中根も悪いが、”お金がもらえるから”といって1票を入れた岡崎市民はなんだ?と思う。正直日本全国の笑いものだ。

~市民は恥ずかしくないのか?~

中根康浩の公式サイトを見て務見ると

得票数103,080,948票で新市長に選ばれました!とにかく感謝!


とデカデカと書かれいる。中根が獲得した票の内、少なくとも約5万人は「5万円もらえる」の一心で票を入れたのだろう。

選挙当日の投票所は”異様”な熱気だったという。内田陣営を応援していた自民党のベテラン政治家が嘆息する。

「逆転の原動力になったのはお年寄り。コロナで無風だから投票率は低いを思われていたが、かなりのお年寄りが投票所にやってきて、係員に『5万円くれる人はどっちかえ』と聞いて困らせる人もいた。答えないと他のお年寄りが、『こっちだ』と教えてやる。長年、選挙をやってきたが、こんな光景は初めてだ。税金を使った買収だよ」

投票率は57.25%で、コロナのなかで前回より2.55ポイントアップした。

この記事を目にしたとき、”岡崎市民は恥ずかしくないのかえ?”と思った。

愛知県には正直言って昔からあまり良い印象はない。

きしめんはまずいし、昔、出張で名古屋に行った時に居酒屋のメニューに「エビふりゃー」って書いていたのを見て「おもしろいな~」と仲間で笑い、女性店員に「エビふりゃー、下さい!」って言ったら、「はい、エビフライですね」と返された。

なんじゃこりゃ?「そんなら書くなよ!」って腹が立った。そんな思い出がある。

新聞の三面記事に載った凶悪犯罪の記事を見ると”また愛知県?”と思うこともしばしば。まあ最悪なのは”あいちトリエンナーレ”だろう。あの時、こんなことに公金を使うなんて”愛知県民は怒っているだろうなあ”と思っていましたが、高津克弥氏らによる大村知事のリコール署名運動も有効数に届かなかったどころか半数にも満たなかったというのだから驚きである。

一体、愛知県民って何なんだ?アレを許すのか?自分たちの税金で日本をおとしめるようなイベントを開催した県に対して不満はないのだろうか?2000万円のセンチュリーよりももっとひどい話だと思うのだが…。

~クリスマスのために市の貯金を?~

さて、”高齢者だから”と言ったら話は終わりだが「5万円くれる人はどっちかえ」と、名前も知らない市長候補、お金をくれる人に投票しようとする高齢者。中根市長の得票数からすれば投票したのは高齢者だけではないだろうし、貧しい人や生活困窮者だけでもないだろう。

中根市長は一応、”公約を果たすため”または”その振りをするため”に市議会に”一律5万円給付案”を提出して予算審議には至ったけれども反対多数の様ですし、まず無理な話でしょう。

岡崎市民38万人に一律5万円を給付すれば195億円以上かかるという。

中根市長は立候補する前に市の財政状況を勉強していなかったのだろうか?とにかく市長になるために大ボラを吹いたということなのか。公約として5万円を配るというのであればそれなりに可能な政策なのかかどうなのかについて、財源はあるのかなど試算くらいするだろう。

中根市長は、何かあった時のために貯めている市の貯金にあたる財政調整基金約81億円をすべて取り崩すというのだ。でも彼が初登庁の際に言ったのは、

クリスマスケーキを買っていただいて、シャンパンでも飲んでいただきたい

ですよね。そんなことのために市の貯金を取り崩すっていったい何を考えているのだろうと思う。

~岡崎市民は何を思う?~

市議会が紛糾して中根市長は

金融機関からの借り入れなどで賄えないか専門家に確認していきたい

と言ったらしいが、金融機関から借りれば高額な利息が付いてくる。そうなればいずれ市民税を上げるしかなくなるだろう。

中根市長も簡単にあきらめたのでは「辞職しろ!」という声が大きくなることが予想されるためなかなか断念することはできないだろう。

まあこのニュースが全国的に話題になってから”中根市長の公約は詐欺だ!”という声も聞かれます。しかし、こんな公約にだまされて投票した岡崎市民たちは中根市長を責めるよりも自分たちを責めるべきだろうと思うし、せめてリコール運動を起こすべきだと思う。

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