~110番すればいい!~
「グッとラック」を見ているとまたまた”バカじゃないの?”って思うコーナーがあった。
小5の今村晄(あきら)くんが9月29日午後6時半ころ、道に迷って歩道上で泣きながら立ちすくむ小2の女児に声掛けをして結果的に通報を受けた警察が来て事なきをえたことで16日、福岡県警行橋署で感謝状が贈られたという報道を取り上げた。
今村君は「誰も知らんぷりだった」と話したことで今の世の中どうなってんだってことで取り上げたのだろう。大人たちがなぜ声掛けをしなかったのだろうという疑問が湧くが”今の時代”としてかたずけてはいけない。
声掛けが面倒くさければ携帯電話で110番すればいい話。頭が働かない大人が多いだけの話。
~不審者使い???~
番組では、
”大人は何もしなかったので僕が…”あなたはどうする?
と題してコーナーが進む。
冤罪でも女児誘拐のレッテルを貼られてしまえば人生が終わる
警察を呼んで揉めているところを動画に撮られて拡散さんれたら怖い
という声を紹介した。
当たりは暗く付近に保護者らしい人は見当たらなかった なぜ大人たちは声をかけなかったのか
”声をかけると不審者に間違われる”
と言いながら「街で聞いてみた」として街角インタビューが始まる。
若い男性が
「いきなりすぐに声を掛けるのは自分の身の安全という意味で怖い」
全く意味不明である。自分の安全?何が危険なのか?理解に苦しむ。こんな大人ばかりではないはずだ。
中年男性が
「何かイタズラしてるんじゃないの?と第三者から疑われるのは非常に不安 私たちの世代はとにかく社会の目が厳しいんで女性の方が声を掛けるのが最善だと思う」
と意味不明の回答をあえて流す番組の思惑が透けて見える。こんなバカな大人はそうそういない。
僕は声掛けますよ。私は110番しますよ。って答えた人もいるはずなのにそんな人のインタビューは流さない。
テレビが国民の不安を煽る典型だと思った。
「助けたくても声掛けのリスクに躊躇する」
次に40代女性2名
多分不審がられる。気持ちとしては「大丈夫?」って最初から行きたいけど街中だったらそれは無理
女性だから大丈夫では?との質問に
ないです。今はないです。この世の中ではないです。
自分が子供の時周りのおばあちゃんなどが「危ないよ」とか「どこ行くの?」とか声をかけてくれるのが普通だったので子どもも構えずに頼ったりできたけど今だと無い、無理。ご近所でもそういうの(声かけ)が無いからですね。
女性がどうやって不審者に間違われるの?なんでこんなおバカな大人の回答だけを流すのだろう。
いくらでも不審がられない方法で声掛けはできる。
~視聴者の興味を引くため!~
確かに子供に卑猥な声をかけたり、どこかへ連れて行こうとする声かけ事案は増えているようだ。
そんな奴らから子供たちを守るためにも正常な大人たちが困っている子供たちに声をかけてやらなければならないのだ。
こんな番組を流すことによって”多くの人が不審者に間違われる”という不安を抱くようになるだろう。
今村君が放った言葉は重い。家路を急ぐ大人たちは「面倒臭い」という思いで「誰かが声をかけるだろう」と他人に任せることで無関心を装う。声掛けしたら「不審者扱いされるから」という理由で声掛けをためらう人はそれほどいないと話思う。
しかし番組では”多くの大人は不審者に間違われるリスクから声ができない”というように持っていこうとする意図がありありとうかがえた。
小学校でも児童に対して、「知らない人から声をかけられてもついて行かないように」と教える。
学校は声をかけられたという児童がいたら「不審者情報」として保護者らにメールで知らせる。
保護者は子どもに”不審者が出た”ことを話す。子供たちは異常な警戒心をもつ。
こんなメールが必要以上に児童や保護者の不安を煽っているように思う。
「こんにちは」と見知らぬおじさんからあいさつされただけで不審者情報としてメールが回ることもあるという。
警戒はしなければならないし子供たちを守らなければならない。
ただこの番組の意図は「子どもに声掛けすることで不審者使いされる」ということを訴えたいように思えた。
ワイドショーではあるテーマを番組制作者が視聴者の興味を引くように流れを作っていくのだが無責任であると思う。
~この男どうやって見つけた??~
さらに番組では
子どもへの声掛けで不審者使いされた人がいます。
その次には
実際に声をかけて不審者使いされる人も
ということでSNSより
他人の自転車のカゴにごみを入れていた子どもたちに注意するために声をかけたら不審者扱い…
次に不審者使いされた1人の男を取材。取材に答えたのはカウンセラー 岩倉春樹さん(40)。グレーのマスクに派手なキャップ帽子。
この公園で息子と遊んでいたんですけども息子は遊び足らなかったんでグズって泣いて、息子を車に乗せて家に連れて帰ったら誘拐犯という扱いをされて警察から連絡がありました。
息子が泣いていて誘拐犯だと勘違いされたというのだ
その日の夜に警察署へ出頭を命じられたというのです。
まず最初に言われたのは「お子さんは?」「連れてきてください」
「いやいやいやいや、もう11時回ってましたからもう寝ている時間でしょ」と話をして、
「じゃあどうやって息子との因果関係を証明するんだ?」と言われた
結局子どもと写った写真や住民票など様々な書類を提示した
執筆活動をしているので公園にいたり考える機会が多いのでご近所さんから「もしかしてお兄さんのことじゃない?」(っていう)お手紙(回覧)見たんです。そしたらどうやら私が公園で”不審者扱い”されていたってことです。
さらに
明らかに私だと特定できる印象でした
公園に長時間いただけで地域の回覧板で不審者扱いされたのです。
世の中は我々30代40代の方たちが真昼間に公園にいること自体がおかしいと不審者だとというレッテルを貼られてしまっている
そして
ひょんなことでも通報されてしまう現代の日本、あなたなら道で泣いている女の子に声をかけられる?
と続く。
どうやって”警察から不審者使いされたこの男”を見つけ出したのか?また”やらせ”?
本当にこんなことがあったとは信じ難い。
「まだ遊びたい」と泣く自分の子供を車に乗せて連れて帰ったお父さんが、警察から連絡を受けて「不審者じゃないですよ、自分の息子ですよ」といったら警察が出頭を命じるのか?もし命じられたら「そっちが来い」と言えばいいだけの話。
夜中11時にお子さんを連れてこいと警察が言ったとは考え難い。
自宅を訪ねてきた警察に自分の身分証を示し、奥さんに公園から連れ帰ったのは自分の子供だと言ってもらえれば終わりだ。それで納得しない警察はいないと思う。納得しないのならば「勝手に調べろ!」で終わりだ。
自分の子どもだと分かるように大きな声で名前を呼べばすむ話。「ケンタ、帰るぞ!」その声を聴いた人が不審者扱いするはずもない。
~ひろゆきの一言で番組は終わり!~
その後、MCやコメンテーターたちが意見を言っていた。
ひろゆきの言う通りだと誰しもが思う。
これってリスクを感じるかどうかってリスクのない声のかけ方をチャンとみんな知らないからってだけなんじゃないですかね。
大きな声で、「名前なんて言うの」「誰と一緒に来たの」「この子のお父さんかお母さんかいませんか?」って大きな声で言えば周囲には迷子だってわかるじゃないですか。
その認識の上でお母さん来なかったら110番する。110番すると履歴が残って全部録音される。後から誘拐沙汰になった時にはその記録があればリスクはない。それで終わりで良いと思う。
星野真里とかいうおバカな女コメンテーターが
携帯電話持ってない場合の対処の仕方を教えてもらってもいいですか
すかさず、ひろゆきが、
今どき携帯持ってない大人は外出ない方がイイですよ。
携帯持ってなければ道行く人に110番通報を依頼すればイイだけのこと。
こんな質問するおバカな大人がいるから泣いている子に声掛けもできない世の中になっていくのではないかと思う。