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巨人は落ち目の梶谷&井納でFA補強?無様な日本シリーズ!桑田監督を!

~張本、落合から始まった!~

プロ野球のストーブリーグが始まった。

巨人は2年連続の対ソフトバンク戦で”4タコ”という惨めな結果で日本シリーズが終わり、”明確にセリーグよりパリーグの方が強い”ことを野球ファンに知らしめた。

セリーグがこれだけ弱くなった責任は長年セリーグを引っ張ってきた巨人軍が弱くなったことにあると思う。

巨人9連覇の時代、”外国人選手は王貞治しかいない”と言われ、すべてが叩き上げの選手ばかりだった。

だから、パリーグの強打者であった張本勲が入団した時には巨人ファンはがっかりしたものだ。さらに落合博満選手が来た時には巨人ファンをやめた人も多かった。

しかし、昨今ではストーブリーグ始まると巨人が金の力にモノを言わせて翌年の戦力補強のためセ・パ両リーグでFA宣言した選手の獲得に乗り出すのが毎年の恒例行事となってしまった。

~日本シリーズをどう感じた?!~

そもそも、3軍や2軍で鍛えて育った選手が一流選手になれればFA補強など必要なくなるのだ。

昨年は育成枠で入団した松原聖弥外野手、増田大輝内野手などが少し活躍したが小粒で大きな期待が持てる選手ではない。

それに比べてソフトバンクの千賀滉大投手、石川柊太投手、甲斐拓也捕手、周東佑京内野手といったそうそうたるメンバーが育成出身ということに驚く。巨人の育成出身選手とは比較できないほどだ。

この事実を巨人や原監督をはじめとするスタッフはどう感じたのだろうか?今までのチーム作りでは真に強いチームは作れないということを悟ったはずだ。

~梶谷、井納じゃあ??~

しかし、

巨人が、FAでの獲得を目指しているDeNA・梶谷隆幸外野手(32)に背番号「13」を用意していることが7日、分った。この日都内で交渉を行い、3年総額5億円以上の契約を提示したとみられる。DeNAは宣言残留を認めているが、優勝を強く望む梶谷と巨人の補強ポイントが合致。前日交渉を行った井納翔一投手(34)とのダブル獲得が決定的となった。

というニュース。まただよ!巨人はまた同じ轍を踏もうとしている。

FA宣言する選手は「一軍に登録された日数が150日以上となる年が9シーズンに達して初めて権利を得る」のであるからプロ野球選手として9年以上経たないといけないためほぼ30歳を超えた選手たちがFA宣言をする。

プロ野球選手が30歳となればほぼ落ち目の選手である。移籍して2~3年は活躍したとしてもそれ以降は難しいのだ。

しかも超一流の選手がFA宣言しても元の球団はかなりの金額を積んで放出させないようにするはずであるから、FAで出ていく選手は”超”が付くほどの選手ではないということだ。

梶谷選手は、今年はチームメイトの4番打者佐野恵太と首位打者争いをした結果、2位の打率323、19本塁打、53打点と大活躍した。

しかし、梶谷は2013年には346という高打率を残したもののこの時、規定打席には達していない。

だから実際に3割バッターとなったのは昨年が初めてのことだ。ホームランも2019年2018年は1桁で、昨年はたまたま打率が良すぎたという見方ができる。

コロナの影響で試合数も少なく、また優勝争いをしていないベイスターズだからこそ残せた成績ともいえる。

巨人の選手として昨シーズンと同様の成績を残すことは難しいであろう。

井納投手は球場で見たことがあるが”大味な投手”という印象だった。球速も体格からしたらそれほどでもなく、”コントロールもよくない”という印象があり、巨人戦を見ていても井納が出てくれば負ける気はしなかった。

今シーズンは6勝7敗で負け越し、二けた勝利は2014年に一度、11勝しているだけで、こんな投手がソフトバンク戦に登板すればメッタ打ちされることは間違いない。

巨人は中継ぎとして考えているのだろうが、先発で出くれば”負けを覚悟するしかない投手”だろう。

ハッキリ言って”いらない2人の選手”である。

~日本一へのチーム作りを!!~

こんなFA補強より、将来巨人が日本シリーズでソフトバンクに勝って日本一になるためのチーム作りをして欲しい。そのためには来年の成績よりも3年後、5年後を見据えたチーム作りをしなければならないと思う。

来年ペナントレースで優勝しても日本シリーズでソフトバンクと戦ったとき、またコテンパにやられるに違いない。それでは巨人ファンは涙ものだし、ペナントレースに勝った喜びなど消え失せてしまう。何のためのペナントレース優勝か分からない。

とにかくチームの大改革が必須である。

桑田真澄を新監督として、2~3年はBクラスでもいい、3軍、2軍選手の育成に力を入れて真にたくましい選手を育てて機動力を生かすためにセーフティバントでも出塁できる選手など”いぶし銀”の選手を育ててもらいたい。

~桑田監督しかいない!~

桑田が監督になれない理由は

桑田真澄が監督になれない訳は?巨人監督(2019)は原辰徳でいいのか!

に書いている通りで、まずは読売新聞社長の渡辺恒雄がいなくなることだろうと思います。

桑田監督以外には巨人軍を再生できる人はいないと考えますが多くの人がそう思っているでしょう。

真に強い巨人軍を作るために一日も早く桑田真澄を監督にすること。そしてFA宣言選手の獲得をやめることから始めるべきだろうと考えます。

原巨人軍は当然2021年ペナントレースの優勝を狙いに行くのでしょうが、その先の日本一に輝くことを夢見るのではなく、確実に日本一になれるチーム作りをして欲しいものです。

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